2018年9月13日木曜日

2018年(第30回)越谷市中学生使節団派遣事業報告書 ~7/25(水)~8/5(日)参加者17名のうち2名の感想文~ 心と言葉

越谷市立光陽中学校2年 飯田 さき

 私は約2週間、滅多に経験出来ない貴重な時間を過ごすことが出来ました。海外でホームステイをする事は、私の夢の1つだったのでこの経験はこれからの夢への大きな第一歩として自分の将来を大きく変える出来事になりました。オーストラリアという国で現地に住んでいる人と過ごした日々は今まで生きてきた13年間の人生の中で一番大きな思い出となり、幾つ歳をとっても忘れられない大切な時間になりました。
 充実した日々を過ごしたホームステイの中、学ぶことが沢山ありました。私が一番強く感じたことは心です。心とは何かと言うと、生まれた国、過ごしている環境などホストファミリーとは今まで全く違う生き方をしてきたけれど、心と心が通じ合う事は、同じ地球で生きている人間である限り可能だという事です。何故、それを強く感じたかと言うと、ホストファミリーと一緒に海に行った時に、私はその景色が息を飲むほどすごく綺麗で感動していました。一緒に見ていたホストファミリーが英語で『美しい』と言いました。その瞬間、私は卵から黄身が割れたようにホストファミリーとの心の距離に親密感が生まれました。心が通じ合えたような気がして嬉しかったです。たとえ生きてきた道が違っても、思うこと、感じることは一緒だと学びました。
 また、私はオーストラリアで言葉の使い方を学ぶ事が出来ました。今までの私は思っている事をそのまま言葉にして相手に気持ちを伝えるのが苦手で、上手く表現できず伝えることを諦めていました。しかしホストファミリーやオーストラリアの人々と会って自分が思った事を上手く表せなくても伝える努力をしようと思いました。きっかけは日本のお土産を渡した時に『可愛い!』『好き!』など言葉で表現をしとても嬉しそうな姿を見て、渡した私まで嬉しくなるほどでした。その瞬間、心と言葉が通じ合う事によって得られる感動が沢山ある事を学びました。相手に自分の感情を伝える事は相手を気遣ったひとつの優しさだとホストファミリーのおかげで気付く事が出来ました。言葉は伝える為にある事を強く感じる事が出来ました。
 オーストラリアで過ごした時間はたったの2週間でしたが、日本で過ごす2週間よりも学ぶ事が多く内容の深い時間になりました。これからの人生の中で大事な事を沢山学ぶ事が出来ました。とても良い経験をさせてくださった沢山の方々にお礼を伝えたいです。本当にありがとうございました。私はこの経験を存分に活かしこれからの人生を自分にとってより良い方向に進むように頑張りたいです。
 そして私はもう1つ大事な事を学びました。それは自分の知らない世界に踏み出すには不安を打ち消す程の大きな勇気が必要で、その知らない世界には大きな勇気以上に沢山得られるものがある事を学びました。オーストラリアで学んだ事を心のメモリーにしっかり保存し、日本でも充実した毎日が送れるよう頑張り続けていこうと思います。

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