「多文化共生講演会in越谷」開催される

「多文化共生講演会in越谷」開催される


12月3日(土)越谷市中央市民会館において「多文化共生講演会in越谷」が開催されました。この種の講演会は、約4600人の外国人が住む越谷市でも初めてであり、市民の関心が高まりつつある中で参加者は100名に達しました。

講師は、NPO法人多文化共生センター大阪代表理事の田村太郎氏で、

  * 「多文化共生」とは?

  * 今なぜ「多文化共生」が必要なのか?

等を中心にこれからの「越谷の多文化共生」を考えるうえでの基本的な内容となりました。


講師はまず、「多文化共生」とは外国人との単なる交流や共存ではなく共に手を携えて地域社会を築いていくことであると前置きし、概ね次の様な講演を行ないました。

1.今後人類が直面する2つの課題

  * 少子高齢化(先進国、人口変動)

  * 地球温暖化

環境への配慮と多文化共生による「持続可能な地域社会の形成」が地域の未来を左右する。越谷市も例外ではない----------対応策が必要


2.人口変動社会への対応

 各国とも移民政策の整備、外国人処遇基本法(韓国)、移民受け入れの法制化(中国)

 日本---------後れ気味、無策


3.日本の20代人口は2050年に1/3に減少

 日本---------都道府県と政令都市に多文化共生プランの2006年度中の策定を要望

        内閣府「日系定住外国人施策に関する基本指針」を発表


4.外国人住民が直面する主な課題

  * 日本語習得機会が無い

  * 災害に不慣れでスムースに避難できない

  * 地域住民との接点が無くなじめない

  * 文化摩擦や偏見から差別に遭う


5.「多文化共生」のメリット

  * 経済的観点から--------外国人住民は地域経済を活性化させる

  * 文化的観点から--------外国人住民の永住は新しい地域文化を創造する


6.まとめ

  「多文化共生」なくして地域の未来なし!!


引き続き質疑応答に入り、「越谷市の多文化共生への取り組みは始まったばかりであるが,まず、自治会単位で災害対応の課題に取り組むのが成功への近道」との大いに参考になるヒントが与えられました。さらに、比較的成功している地域の事例として岐阜県美濃加茂市が紹介されました。


講演後のアンケート調査の中から数件を次にご紹介します。

イ、「多文化共生」が今後の日本の発展に関わって来る事が良くわかりました

ロ、「多文化共生」に関わる幅広い課題について楽しく判り易く説明があり良かった

  次回は「多文化共生」への取り組みの中で成功事例等を紹介する機会を作ってほしい

ハ、意識を変える機会となった

ニ、これからの未来図を具体的に示していただいて、こういう見方は本当に初めてで目からウロコです

ホ、外国人住民への接し方、考え方について(偏見)を改めて見直しをしないといけないと気付かされました


ホームページ編集委員:柴崎


↑このページの先頭へ