オーストラリアに行って
中学校2年 池田奈央
オーストラリアから帰国した日の夜、私は12日間の出来事を思いつくまま家族に話しました。それは母に「興奮しすぎ、早く寝なさい」と言われるまで続き、時計を見ると午前2時近くになっていました。
ベッドに入ってからもなかなか眠れず、出会った方々の顔が次々と浮かんできました。私はホストファミリーの一人娘、コートニーと日本で出会っていました。その事を知ったのは初めて送ったメールの返信でした。彼女は今年の1月に使節団の一員として私の中学校を訪問していたのです。私の写真も添付されていて「左から3番目が奈央でしょ、私はあなたと話したのを覚えている?」と書かれていました。あの日、私は接待役とし17名の皆さんと触れ合うことができました。そのことが今回の応募の動機の1つにもなっていました。そして今度は私がオーストラリアに行くのです。すでに出会っているコートニーのお家へ。
この不思議な巡り合わせは、日増しに心細くなっていた私をとても勇気づけてくれました。それでもオーストラリアの地に降り立った時、英語を聞き取れるのか、話すことができるのか、不安でいっぱいでした。迎えのバスに乗ろうとしたとき、運転手さんの顔を見てとても驚きました。運転手さんは私たちの世話をして下さるスティーブンさんでした、この方も引率者として同行され、中学校で会っていました。始めて行った外国で、初めて会った外国の方が、会ったことのある人だった。私はまた、オーストラリアを身近に感じました。そしていよいよホストファミリーとの対面の時。私のMumは一番に迎えに来てくれました。
Mumの笑顔を見てすごくほっとしました。初日は色々と話かけて下さった事を頭をフル回転させて訳し、それに答えたのですが、なかなか通じずショックを受けました。でもDadもMumもコートニーも辞書を引きながら根気強く優しく教えて下さり、少しずつコツを覚えていきました。そうして私は徐々に家族の一員となっていきました。その後、私の中学に来られた使節団のメンバー数名と会うことができました。
今回、オーストラリアの色々な名所を見学させていただき、もちろんコアラやワラビーはとても可愛く、自然の雄大さやオペラハウスを間近で見て感動しましたが、私にとって人との出会い、特に日本で出会った方々と再び出会う事が出来たことは、今思い返しても興奮する出来事でした。何より「あなたは私の娘です。あなたはいつでもここに帰って来ていいのよ。」と言って下さったMumの言葉は私の宝物です。日本から遠く離れたオーストラリアにたくさんの知り合いができ、家族が出来たことは最大の喜びです。このような経験が出来たことに深く感謝します。私を応援しオーストラリアへと導いて下さった国際交流協会の皆様、先生、祖父母、父母、本当にありがとうございました。
2008年 第22回越谷市青少年使節団
- 杉本太志(中学2年)『第22回越谷市青少年使節団を終えて感じること』
- 池田奈央(中学2年)『オーストラリアに行って』
- 酒川ゆきの(高校1年)『オーストラリアで学んだ事』
- 小川隆雄(リーダー)『30の瞳を引率して』
- 私の国際交流体験へ戻る -

