すべての出会いに感謝して
越谷市立南中学校3年 吉岡沙希
ついに、この日が来た。私は今オーストラリアという異国の地に立っているのです。
強い光の中、美しい空の色、英語の文字、かわいらしい建物すべてが新鮮で輝いて見え、これから過ごす日々を想像すると嬉しくて心が弾みました。
その日の夜、始めてホストファミリーと対面し正直私は戸惑いました。言葉が思うように出てこないのです。何度も練習してきたのに情けなく悲しい気持ちで一杯になりました。次の日の朝、私はまだ重い気持ちのままでしたが使節団の皆と会って少し安心しました。けれど同時に自分の弱さにいらだちを感じました。そんな私の思いとは逆に常に明るい笑顔で私の名前を呼びながら話しかけてくるホストファミリーにいつの間にか自然に笑顔で答えている自分がいました。「へたな英語でも良いんだ、自分流で良いんだ。」そう思ってからは家族にどんどん溶け込んで行き、言いたいことも言え冗談もたくさん交わすようになりました。夕食の手伝いの時には互いの家族の話をしたり、見たことも無いほど大きな野菜を切ったり茹でたりして毎日手伝っていくうちに家族全員の好き嫌いも全部わかる様になりました。
使節団として訪問した小学校では、かわいらしい子ども達が大勢、私の周りに集まって迎えてくれました。学校の先生に「古い新聞紙はありますか。」とたずね新聞紙をもらうと子ども達に兜を折ってあげました。皆嬉しそうにかぶってくれて仲良くなると今度は質問攻めにあいました。でも、以前の私と違い笑顔で答えることができました。
この12日間で多くのオーストラリア人に出会い、どこへ行っても笑顔で温かく迎えられさらに美しい自然が私を前へ前へと後押ししてくれました。そしてキャンベルタウンの人々との出会いの素晴らしさ、人の温かさをたくさん感じてきました。
別れの日の朝、あふれてくる涙は私の心に得たものがどれだけ大きいかを表しているようでした。これから先、様々な国際交流の場が私を待っているかもしれません。常にチャレンジする気持ちと笑顔を忘れず、この経験を生かして行きたいと思っています。
最後に貴重な経験と時間を与えてくださった多くの方々に心から感謝したいと思います。本当にありがとうございました。
2007年 第18回越谷市中学生使節団
- 吉岡沙希(中学3年)『すべての出会いに感謝して』
- 志賀広海(中学3年)『ホームステイを終えて』
- 中村桃子(中学3年)『オーストラリアで学んだこと』
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