第23回越谷市中学生使節団を引率して
引率者 越谷市教育委員会指導課 篭宮賢治
この度第23回越谷市中学生使節団を引率させていただきました。まず、6月12日に第1回事前研修会が行われました。これからともにキャンベルタウンへ行く派遣生との出会いです。中学校教員として生徒の引率には慣れているはずですが、海外にしかも13日間派遣生を引率するかと思うと「15名みんなが元気に行って来ることができるのだろうか」と緊張の一瞬でした。親元を13日間も離れて参加をしようとする派遣生の皆さんもきっと緊張の一瞬だったことと思います。
5回の事前研修会では、英会話の研修やキャンベルタウンの学習を中心に行いました。レセプションで行う「パフォーマンス」は最初なかなか決まらず、「大丈夫だろうか?」と心配もしましたが、研修の回数を重ねるたびに積極的な意見が出されたり、また、自主的に早く集合して練習するなどだんだんと集団のまとまりを感じることができました。
この13日間の研修を通して感じたことはたくさんありますがその中から3点述べたいと思います。1点目は、様々な異文化理解を改めて確認することができたことです。オーストラリアの英語はAussie Englishと呼ばれ、一般的にAの発音をaiと発音すること。オーストラリアではモーニングティーの習慣があること。私たちが訪問したロバートタウンソンパブリックスクールでもモーニングティーの時間があり、通学する子供たちは自分で持参したおやつを食べると聞いた時は大変驚きました。またオーストラリアの食生活はバーべキューなど肉料理が中心であり、日本の食生活とはかなり異なること等が挙げられます。
2点目は参加生徒達の変容についてです。キャンベルタウン市到着後「コシガヤパーク」にてホストファミリーと対面し、それぞれの家庭へと別れていきました。ホームステイ先ではコミュニケーションを図る手段は「英語による会話」しかありません。初日コシガヤパークからそれぞれの家庭へと別れるときの生徒達の不安そうな顔は忘れられません。また、2日目も夕方別れる際、「日本に帰りたい」とポロっと漏らす派遣生や、夜空を見上げてそっと涙ぐむ派遣生も見られました。しかし、3日、4日と過ぎるにつれて、「昨日はホストファミリーの英語がわかりました。」「英語がだんだんと通じてうれしいです」そんな会話が聞かれるようになりました。1週間過ぎるころには、ホストファミリーの方と英語で会話をすることができ、「このままもっとホームステイを続けたい」と話す派遣生も多数見られました。子供たちの適応能力の高さと英語力の向上に驚かされました。
3点目は、オーストラリアの方への感謝の気持ちです。キャンベルタウン市と国際交流を結んで27年目。これまで先人の方々が結んできた絆の強さに感動の連続でした。13日間、毎日バスを運転して安全にそして快適に見学地へと連れていってくださったキャンベルタウンーコシガヤ姉妹都市協会会長マーク・アネッツさんをはじめ姉妹都市協会の方々。いつでも派遣生を暖かく迎えてくれたホストファミリーの方々。8月4日別れの日。コシガヤパークではホストファミリーと派遣生とが泣きながらお別れする 光景が見られました。「もっともっと英語を勉強してホストファミリーの方と英語で話せるようになって、またオーストリアに戻ってきます」そう話してくれた派遣生もおりました。是非今回の経験を長い時間をかけて振り返り今後の人生に生かして欲しいと 願います。
最後に、このような素晴らしい国際交流の機会を与えていただきましたキャンベルタウン市、越谷市、キャンベルタウンーコシガヤ姉妹都市協会の皆様、越谷市国際交流協会の皆様、また今回一緒に引率していただいた須賀典子さんに心からお礼を申し上げます。今後とも両市の国際交流がますます深まることを御祈念申し上げます。
